本ブログの前身である「QTVR Diary」は、世界でも類を見ないパノラマ関連情報専門ブログとして、リソースの少ない日本だけでなく海外からも注目を浴び、国内外のメーカーからの情報やソリューションサンプルの提供を受け、パノラマ業界の専門情報をどこよりも早くお届けしていました。

今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、様々な情報を今まで以上に発信してまいります。本ブログも引き続き、ご期待ください!


"MrotatorR" Mrotator One-Shot (agnos)

本当は、コレ、紹介したくないんです。たぶん日本では誰も使ってないと思うので、ボクが一番最初のオーナーになりたかったんです(苦笑)。
恐らく既存の製品で考えられるほぼ唯一の、高解像度CubicVR用パノラマ撮影システムが、今回ご紹介する「"MrotatorR" Mrotator One-Shot」です。

MrotatorR - Mrotator One-Shot
"MrotatorR" Mrotator One-Shot
(カメラは別売)

ご覧の通り、いかついマウントにNikonD70+SIGMA8mmのセットが3台120°ずつ並んでいます。それぞれは左に60°上向きに5°傾いてマウントされていて、これが今回の大きなポイントになっていて、ヴェニス大学のLuca N Vascon博士とagnos社との共同開発により、APS-Cサイズで円周魚眼にならないことを逆手に取ってこの微妙な傾きのマウントを開発し、さらにこれを3つ並べてワンショット撮影にも成功することが出来たそうです。
これで撮影された3枚の写真を、マニュアル通りにPanoramaTools又はそのフロントエンド(PTMac/PTGui/hugin)用のテンプレートを作成してスティッチすると、何とまぁ、ワンショットでCubicVR用のEquitangular画像が生成されるでは無いですか!(底面はさすがに撮りきれない...マウントがあるし...ので、後で1枚追加撮影して合成することになりますが)agnosのサイト内には、これで撮影したサンプルのRAWデータが3枚ダウンロードできますし、MrotatorRのマニュアルもダウンロードできるようになっています(カスタマー登録が必要です...しかもページはイタリア語です。覚悟をば)。

以前からご紹介しているワンショットミラーでは、解像度が足らないし、しかも天地方向の撮影はその器具では出来ません。
またモーター駆動で1回転して撮影するラインスキャンカメラでも、回転時間の数秒〜数十秒の間に被写体が動いてしまっては、やはりゴースト状になってしまいます。

その点このマウントに関しては、そんな心配が全くナシ。各カメラ間でのシャッター時間のタイムラグは皆無に等しく、絞りやシャッタースピードなど同じ設定にすることにより、撮影データのバラつきも押さえることが出来ます。焦点距離は基本的にマニュアルで中点固定、絞りに絞って被写界深度を出来るだけ深く撮影するパノラマ撮影に於いては、ピント合わせも必要ないので、高所撮影にも向いています。

モーター駆動系の非常に高価な機材を考えると、安価で高効率のパノラマ写真が得られるこの機材、近い将来にはパノラマ撮影機材のスタンダードモデルになるのではないかと、ボクは考えます。
肝心の価格なんですが、発表当初は出ていたのですが、今は表示がありません。確かカメラ入れても100万しない値段になったかと思います。
プロカメラマンでパノラマ撮影が大量に必要になる方々にとっては、福音のような機材かもしれません。



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