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オリンパス、水平画角360度の新方式レンズの試作品を開発

今朝、久しぶりにスラッシュドットを見てたら、タイミング良く上がっていたスレッドから。

オリンパス株式会社 未来創造研究所」が、水平画角360度(垂直画角45度)の新方式レンズ、およびこれを組み込んだプロジェクターやCCDカメラの試作品を開発したとのこと 。

球面・非球面レンズを超えた新光学系「軸対称自由曲面レンズ」の設計手法を開発
球面・非球面レンズを超えた新光学系「軸対称自由曲面レンズ」の設計手法を開発
http://www.fc-lab.jp/jp/activities/070706j.html

この直径6cmのコマ型のレンズは、入射光をレンズ内で反射&屈折させ、ドーナツ状画像として撮像素子に直接写すことが出来ます。
そう、今回できあがったコレは、何と「レンズ」なんです。

最初見たときは「あ、またなんかパノラマ用ワンショットミラーかよ」とか思って、従来の製品(360OneVREggなど)と比べてたりしたんですが、よくよく読んでみてビックリですよ!
何が凄いかというと、今までのワンショットミラーはしょせん鏡なので、その鏡に写る像を撮影するレンズが必要でした。超近距離に設置されたパラボラミラーの撮影は、その形状から異常に深い被写界深度が要求されるため、「明るいマクロレンズを使った固定支持」が求められました。手持ちでは間違いなくブレます。もしくは開放気味に撮ると、画像の中心部及び円周部がボケてしまいます。

一方、今回のレンズは、入射光が直接撮像素子に写されるため、上記のような画面上でのフォーカスのムラが一切無くなると思われます。ワンショットミラーの欠点を大きく補った画期的なレンズだと言えるでしょう。そういう意味においては非常に有用な開発結果だと思います。

今後の課題としては、垂直画角が45°しかないこと。Kaidanの360OneVRで仰俯角100°、映蔵のWIDE70に至っては120°もあり、パノラマデータとして申し分無い画角を擁しています。45°ではさすがにちょっと頼りないかなぁ...。パノラマ写真にしたら縦横比1:8ですもんね。せめて90〜100°は欲しいところです。これで140°とかの画角がもたらされたら...プラス天地の2撮影のみで全球パノの制作がとってもカンタンになるかも!

残る問題は撮像素子の解像度ですが、これはまた別問題なので、こちらも併せて開発してもらえると、非常に嬉しいですね。
これらが全て満たされれば、GoogleMapsStreetViewに使える高解像度パノラマムービー撮影に使える機材の候補がまたヒトツ加わることになりますが...どうなることやら。

参照:
日経 Tech-On 記事(要無料ユーザー登録)


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