本ブログの前身である「QTVR Diary」は、世界でも類を見ないパノラマ関連情報専門ブログとして、リソースの少ない日本だけでなく海外からも注目を浴び、国内外のメーカーからの情報やソリューションサンプルの提供を受け、パノラマ業界の専門情報をどこよりも早くお届けしていました。

今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、様々な情報を今まで以上に発信してまいります。本ブログも引き続き、ご期待ください!


BubblePix&BubbleScope - 大本命とも言えるiPhone用モーションVR撮影ミラー

2007年7月2日に投稿したこのブログの記事を覚えていらっしゃいますでしょうか?...そう「BubbleScope」のこと!


QTVR Diary : 2007/07/02 : BubbleScope ... 超簡単パノラマ!

イギリスの"発明家"、Tom Lawton氏の開発したBubbleScopeは、非常に使い勝手の良さげな、なかなか楽しそうなガジェットに見えたんですが、その後はやっぱり開発が止まっていて、残念ながら今のところ、製品化のメドは立っていないそうです(それでも、諦めずに投資家を探しているようですが)。

さてそんな彼が、実はiPhone用版のBubbleScopeを作っていたのです。それが「BubbleScope / BubblePix」。本日紹介する面白ガジェットです!



BubbleScope - The world's first instant 360° pic and video imaging device
http://bubblepix.com/

当然、iPhoneで撮影するには、専用アプリが無いといけません。既に開発が済んでいて、昨年末にリリースされています。無料でダウンロードできます。


BubblePix (無料)
条件: iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch (第4世代)、iPad 2 Wi-Fi および iPad 2 Wi-Fi + 3G 互換iOS 5.0 以降が必要

BubbleScopeのデザイン変遷はかなり長く、その始まりは何と2001年から!
その壮絶な開発の紆余曲折は、彼のブログの1ページになが〜く載っていますので、こちらをぜひ読んでから、以下の情報をご覧下さい。写真やイラストだけを見ても、かなり楽しいですよ。

BubbleScope® - Instant 360º Smartphone Pix | Tom Lawton • British Inventor

とにかく、360°全方位写真を"気軽に"撮るにはどのようなシステムで、どのような形状でなければならないのか、試行錯誤のデザインプロセスがとても克明に記載されていて、とっても面白い読み物です。勿論その中には、2007年にこのブログでも紹介したデザインのものも含まれています。

そこから更なる改良の転機が訪れました。そう、iPhoneの登場です。これでパーソナルカメラ/ビデオデバイスの概念がガラっと様変わりしてしまったのです。
特筆すべきは「無い機能は、ソフトを開発すれば、自分で追加出来る」ことです。ならば、デフォルトで装備されていないパノラマ撮影機能は、専用レンズ(又はその様なもの)を取り付けられるようにし、さらに専用アプリを開発してダウンロードしてもらえれば良いのです。それは今までご紹介した「GoPano micro」や「Kogeto dot」も同様の道ですね。
彼らは「Kickstarter」というマイクロファンドWebサービスを利用しました。Tom Lawton氏はイギリス国内で同様のサービスを見つけたのです。それが「Crowdfounder」でした。昨年夏に条件を満たす全てのコンテンツを用意して登録したら、瞬く間に予算が達成されました。

BubbleScope - instant 360˚ stills and video on your smartphone - Crowdfunder

その時に紹介されていたビデオがこちらです。
>BubbleScope - instant 360° stills & video on your smartphone by Tom Lawton(4分15秒)

簡単なプロモーションビデオはこちら。
>BubbleScope in the real world(0分55秒)

そして、アプリのデモはこちら。
>BubblePix App Demo(1分33秒)

現在の状況は...昨年の10月末で閉め切られ、121%の出資があったそうです。

BubbleScopeの出荷はまだ始まっていませんが、ニューカッスルとロンドンを拠点に活動するモバイルアプリデヴェロッパーFluid Pixelによるアプリ「BubblePix」は、上記の如く既にAppStoreにてリリースされており、いよいよ期待が高まります。

アプリのデモを見る限り、非常にシンプルなUIで、撮影したコンテンツをシェアする仕組みもとても分かりやすいです。

BubbleScopeの最大の利点は、何と言っても「ミラー部が収納できること」に尽きるでしょう。ミラーを保護するケースを付けると映り込みが発生するし、ミラー剥き出しだとゴミが付着して取れにくいし...この収納方式は、非常に納得なデザインですね。

ワンショット系デバイスの一番のネックであるメンテナンス性の悪さを何とか解消すべく考え抜かれたデザインは、非常にシンプルで分かりやすく、また撮ってる対象が360°であることも球体のミラー部からイメージを湧かせることに成功しているのではないでしょうか。
専用ケースの大きさや素材が気になるところですが(グリップ感が良い材質になっている/いないで、その後のデフォルトカバーになるかどうかが決定しますので!...そういう意味ではGoPano microの専用ケースは非常に考え抜かれています)、Tomの探究心を考えると、恐らくその辺は抜かり無いのではないかな、と思います。

Crowdfunderのページでは、50ポンドで1つ国内送付(60ポンドでユーロ圏送付、70ポンドで国際送付)となっていましたので、販売価格は60~80ポンド(6,000〜9,500円)+送料って感じじゃないかなぁと予想されます。ま、「GoPano micro」や「Kogeto dot」とほぼ同様の金額設定ですね。

いつ頃リリースされるのか分かりませんが、面白そうなデバイスが登場しそうな予感です。
発表を心待ちにしたいと思います。


最後に、昨年9月8日に英ブリストルで開催された「TEDxBristol」に登壇していたTom Lawton氏のセッションがYouTubeに上がっていましたので、こちらもご紹介しておきます。



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