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今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、様々な情報を今まで以上に発信してまいります。本ブログも引き続き、ご期待ください!


魚眼画像の展開方法について

ボクらパノラマ屋は出来るだけ短時間でつなぎ目の少ない撮影をしたいがために、基本的には魚眼レンズを使用します。しかし魚眼レンズはかなり極端な"歪み"を伴うので、それを"きれい"に展開するのは、とっても大切なプロセスです。

そしてボクら撮影者は、基本的には工学の知識はそこまで深く知っているワケではないので、その理論とか言われても困ってしまうだけなのですが、ビジネスのやりとりをしているうちに、何らかの開発に携わることが出てくれば、知らないでは済まされないことも出てきます。

というワケで、今日はボクの備忘録的ブックマークとして、魚眼画像の展開方法について調べた時に見つけた情報を幾つかご紹介します。
解説は無しです。ゴメンナサイ。
他にも「こいつは覚えておいた方がエエよ」とかいう情報があれば、ぜひコメント欄にて教えて下さい。みんなでシェアしましょウ!


まず最初は、組み込み系設計専門雑誌「DESIGN WAVE MAGAZINE」の2008年9月号に掲載された重点企画 「クルマに搭載され始めた魚眼レンズの研究」です。

クルマに搭載され始めた魚眼レンズの研究
各種射影方式の比較と相互変換方法
http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0130/dwm013001110.pdf

誌面の紹介された設計データも公開されています。
http://www.cqpub.co.jp/dwm/download/dwm0809lens/top.htm

その後2008年12月号に続編が掲載されていました。

クルマに搭載され始めた魚眼レンズの研究Part2
魚眼画像補正変換のための具体的な変換式とFPGAへの実装
http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0133/dwm013301130.pdf


次いで、早稲田大学大学院情報生産システム研究科の森隆寛氏による概論2つ。

□ 魚眼画像の高画質補正アルゴリズムの提案及びハードウェアエンジンの設計
http://www.waseda.jp/sem-ikenaga/content/research/mori.pdf

□ キュービック補間を用いた魚眼レンズ画像の高画質補正アルゴリズムのハードウェア化
http://www.waseda.jp/sem-ikenaga/content/research%20files/mori2nd.pdf

特に2本目に関しては共同研究者として、上で挙げたDESIGN WAVE MAGAZINEの中の筆者の外村元伸氏(大日本印刷)も入っています。
非常に分かりやすく、興味深い論考です。


最後に企業成果を。

ハイスピードカメラで業界で非常に有名な株式会社デジモが魚眼レンズの歪み補正ソフトウェア「SWAT」をリリースしています。名前が仰々しいんですが、何かの略語なのでしょうか。

SWAT - 魚眼レンズで撮影した魚眼動画画像に歪補正を施すソフトウェアです。1台のカメラで至近距離から広いエリアを撮影し、画像変換して動画像解析等を行うことができます。


このように、魚眼画像の展開方法にはまだまだ多くのアイデアが残されているように思えます。
今後の開発や研究にも、期待したいと思います。



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