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YouTube、dailymotion、Vimeoの3大動画投稿サイトの360videoプレイヤー比較

今月初めにアナウンスされた記事ですが、すでに多くのVR系メディアで報じられているので、ご存知の方も多いでしょう。
世界三大動画投稿サイトとして有名な「YouTube」「dailymotion」は、既に全方位VR再生機能を実装していましたが、プロ品質の映像配信に定評がある最後の1枠の「Vimeo」が、満を辞して全方位VR再生機能を実装しました。

〈ニュース報道サイト〉
動画共有サイトVimeo、360度動画に対応 VRゴーグルでも視聴可能に | Mogura VR - 国内外のVR最新情報
Vimeoが360度映像への対応を開始!ユーザによる360度動画の販売も可能に | VR Inside
クリエイターの支持が高い動画共有サービス「Vimeo」が360度動画に対応 | Social VR Info - VR総合情報サイト
Vimeo、360ビデオストリーミングに対応!チュートリアルも公開! - SUBETE360
Vimeo、360°ビデオに対応。360°ビデオ販売オプションも - PRONEWS
動画共有のVimeo、360度動画に対応--VRコンテンツの販売も可能 - CNET Japan

360 Videos | Vimeo
https://join.vimeo.com/360/

再生環境はPCブラウザは、YouTubeやdailymotionと同じく、Chrome/Firefox/Opera/Edgeのみ。Safariは相変わらずダメなんですよね。
で、スマホ環境は、最新のiOS/Androidアプリで閲覧できるほか、Androidではブラウザでも閲覧できます。
アプリには2眼HMDモードも用意されていて、VRブームでポピュラリティを得た"超没入感"も体験できます。ま、今の実写VRコンテンツプレイヤーには必須機能ですけどね。


ココでプレイヤー比較をしたいと思います。
既にYouTubeに上げてあるコンテンツを、dailymotionおよびVimeoにも投稿し、このサイトで埋め込んでみました。
一番きになるのは、やはりUIですね。コンパスやシェアボタンの位置、解像度の変更なども気にしながら、比較してみてください。

上から、YouTube、dailymotion、Vimeoです。

比較に関しては、各自の判断に任せたいと思います。
皆さんはどのような感想をお持ちになりましたか?
ぜひ自身の声で、SNSの中で語って欲しいと思います。


さて、今回のVimeoの全方位映像のVR再生機能実装については、非常に興味深い動きがあります。

翻ってYouTubeの功績を見てみると、何と言っても、360x180°全方位映像のメタデータに「Spatial Media」を追加するユーティリティをリリースしたことでしょう。

GitHub - google/spatial-media: Specifications and tools for 360º video and spatial audio.
https://github.com/google/spatial-media

これによって、このメタタグが埋め込まれた全方位映像が、対応Webサービスによって認識されるとVR再生が可能になるということです(おまけとして、立体音響の認識まで添付されるのですから、とても素晴らしい機能だと思います)。
dailymotionだけでなくVimeoまでもが、このメタタグを採用したことで、今後の映像編集ソフトウェアは、このメタタグ埋め込みが標準になるのではないかと思ったりします。事実、Adobe Premire Proは、チェックボックス1つで既に埋め込めるようになっていますしね。

ただしGoogleがやったことはココまで。
コンテンツのマネタイズというところにまで、アプローチ出来てないのが現実です。

そこで今回のVimeoは、もともと映像作家/プロダクションの利用が多いWebサービスです。有料サービスのプランによって、アップロード容量の増強だけでなく、コンテンツの販売機能まで提供されています。これが全方位映像にまで適用したのです。

そうなると、コンテンツの品質が従来よりも良質なものが求められます。
もうやって来ているH.265時代に先んじて、いち早く8K解像度に対応していますし、もちろんトップ&ボトムの立体視(ステレオ)コンテンツにも対応しています。

有料プランユーザーには、デフォルトの視野角(FOV)や初期視野位置の変更も可能です。

もう一度言います。Vimeoはどこまでも"高品質な作り手"に寄り添うサービスです。
プロまたはプロになりたい人に向けたサービスと言えるでしょう。
特にプロになりたい人に対してアプローチとして、もともとある「VIDEO SCHOOL」の中にも360video専用のカテゴリーが用意されています。Vimeo独自の視点で語られるこれらのノウハウは、ボクら昔から作る者から見ても、非常に興味深く、また目から鱗がボロボロ落ちるものばかり。とても楽しいです。

Vimeo360

さて、そんなノウハウが詰まったVimeoの全方位映像の知見ですが、オリジナルの全方位映像コンテンツ専門チャンネルが用意されていて、投稿された厳選の作品が紹介されています。ある意味、360video版「Staff Picks」ですね。

Vimeo360 Cinema


クリエイターに対して作品販売報酬機能まで実装されたVimeoの全方位映像VRプレイヤー機能実装によって、世界で流通している主要ビデオ投稿サイトが全て全方位映像に対応した形となります。

さて、そうなると興味深くなるのが、全方位映像専門の投稿サイトですね。
日本ならハコスコ、海外ならLittlstarが代表でしょうか。生き残りのために、非常に興味深いアプローチをしています。
これらが競争して切磋琢磨してくれることで、作り手にも閲覧者に対しても使ってみたくなるサイトになってくれることを切に願っています。

ちなみに、今までボクが利用しているのは、YouTubeとハコスコでした。
今年からは、VimeoとLittlstarに変えようかとも思っています。

さ、どうしようかなぁ?全部使い分け、出来るかなぁ?(笑)



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