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今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、様々な情報を今まで以上に発信してまいります。本ブログも引き続き、ご期待ください!


ウチの最新の全方位パノラマ写真撮影器材全紹介(レンズ篇)

ボクのお仕事のメインは、360x180°全方位VR写真/映像の撮影及びコンテンツ制作です。


全方位VR写真に関しては20年以上前からやってますが、今のメイン機材もそろそろ7年目に突入しようとしていて、さすがに設計思想が古くなってきたので、時代に合わせてそろそろ一新しても良いかなぁと思い立ち、昨年9月ぐらいから、少しずつ買い足して、今年に入って最後のパーツが手元に届き、ようやく完成と相成りましたので、ココにお披露目と共に、構成の思想なんぞをツラツラ書いてみたいと思います。


ボクが要求する全方位VR写真の撮影のための機能は、以下の通りです。

  • 露出設定がマニュアルで撮影出来る
  • AEBが±3EV/5枚までの撮影が出来る
  • AEB撮影時のキャッシュに余裕がある
  • メモリーカードが取り出しやすい
  • バッテリーが取り出しやすい
  • 高感度ノイズが少ない
  • iPhoneでシャッターを無線制御で切れる
  • マニュアルホワイトバランスが簡単に設定できる
  • レンズは重くても良いがカメラボディは軽い
  • パノラマ雲台はモジュール式

こんな条件下で、出来るだけコストパフォーマンスの高いものを考えてみた結果、こんなセットが出来上がりました。


  • レンズ:CANON EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
  • カメラ:SONY α6300 ILCE-6300
  • カメラコンバーター:SIGMA MC-11 EF-E
  • 無線制御:cerevo SmartTrigger 本体 + 赤外線レリーズケーブル
  • 給電:Anker PowerCore+ 26800 PD
  • ホワイトバランスセッター:ケンコー・トキナー ホワイトバランスセッター
  • 雲台:Nodal Ninja Ultimate-M1L w/RD-16II + M Series Nadir Adapter + Stop Plate Arca-Swiss Style 2ea + M SERIES RAIL 170MM
  • カメラプレート:SUNWAYFOTO PSL-A6300

他にもチョコチョコと足してるモノもありますが、基本部品は上記のとおりです。

折角なので、オブジェクトVRにもしてみました。

クリックストップ機構がある回転座があると、ホント、オブジェクトVRの撮影はラクですワ。あとはiPhoneを三脚にセットして、1回毎にシャッターをタップするだけ。もう楽チン過ぎて、どうしましょう!

ま、本当はライティングとかキッチリしたらイイとは思うんやけど、使わなくてもココまで出来るってことで。

で、撮ったデータはAirDropでiPhoneからMacBookProに直接転送して、そのまんま「Object2VR」にドラッグ&ドロップするだけ。デフォルト設定で書きだしただけのデータです。スキンもバンドルされてるスライダー式のを使いました。撮ってから仕上げるまでモノの10分。有難い時代になったものです。あ、一応、マルチレゾリューション設定にだけはしてるので、読込みはそこそこ速いと思いますし、写真解像度等倍まで拡大することも出来ますよ!(笑)

下記のリンクから別画面で開きます。覗いてみて下さいな。

360x180° Spherical photo shooting system 2018 (Panoramania Inc.)

というワケで、今週1週間かけて、この撮影セットに懸ける想いを、パーツ毎に解説していきたいと想います。


まずはレンズから。

今回のセッティングは、カメラが古くなって来たから買い替えたいと思って、そこからの計画だったんですが、それなら一層のこと、全部一式見直そうと思い立ったんですよ。

実写データをキレイに仕上げるための基本中の基本は、何と言っても『被写体に近いところから厳選すること』。
となると、レンズですよ。いくらカメラが良くてもソフトが良くても、レンズが悪いと、どーしよーもありませんもんね。

それでもまぁ今回は、手廻しの全方位パノラマ写真の撮影なので、魚眼レンズを選ぶのは前提なんですけどね。
一応、フルサイズもAPS-Cも両方対応してることを考えると、選択肢はとっても少なくなります。

今、市場に流通している魚眼レンズのなかで一番の最高画質と呼び声高いモノは、コレだと断言出来ます。異論もないと思いたいです。


キヤノン:EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM|概要
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/wide-zoom/ef8-15-f4l/index.html

ウチのECサイトでもご購入頂けます。
商品詳細 - Canon EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM - Panoramania, STORE

全方位パノラマ撮影の際にとっても重要になる『ノーパララックスポイント(NoParallaxPoint = NPP)』は、以下のサイトを参考にしました。

Canon 8-15 mm Fisheye Zoom for panorama: a review

コレ知ってたらもう十分ですね。
ボクは対角魚眼で使いたい人なので、レンズ縦位置で『水平6面+天面+底面』の計8面撮影になります。

上の写真でレンズ側面に黄色いテープを貼ってますが、これは焦点距離を固定するためです。このレンズは魚眼レンズには珍しくズームレンズなのですが、単焦点扱いで撮影したいので、焦点距離リングは動いて欲しくないですのです。一応、APS-C用に10mmロックなんてモノも付いてますが、何かの拍子で動いて、どうも画角がおかしいと思ってEXiFを見てみたら「10.3mm」とかになっちゃってることもあるのです。ほんと、困りモノです。

固定テープは一応、マスキングテープを使ってるので、剥がずのも面倒じゃないです。
たまに8mm側で使うこともあるんで。


とまぁ、こんな感じでレンズは簡単に決まりましたが、カメラを決める時には結構悩みました。
その経緯は、明日お話したいと思います。どうぞ、おたのしみに!



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