本ブログの前身である「QTVR Diary」は、世界でも類を見ないパノラマ関連情報専門ブログとして、リソースの少ない日本だけでなく海外からも注目を浴び、国内外のメーカーからの情報やソリューションサンプルの提供を受け、パノラマ業界の専門情報をどこよりも早くお届けしていました。

今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、様々な情報を今まで以上に発信してまいります。本ブログも引き続き、ご期待ください!


第3回「長編VR映画の演出勉強会」を令和元年8月21日に開催

第2回目の開催が既に先々週の話だったんですね。慌ただしかったとは言え、この2週間は本当に早かったです。先週末ぐらいに諸々が急変して、色々と話しが進んでいった甲斐があり、本日のご報告となりました。

我らがパノラマニアと、東京のVR映像制作集団「渡邊課」の共催で始まった「長編VR映画の演出勉強会」も、来月に第3回目を迎える運びとなりました。

今回は無料/有料ともスマホ環境で見られる作品なので、多くの人に参加していただける回となりそうです。
ちなみに今回は夏休み特別企画として、会場が変わります。
いつものKRP町家スタジオではなく、前回から協賛スポンサーになっていただいている東映京都撮影所さんが、会場のご提供もいただきました。


長編VR映画のための演出勉強会 #3「The LIMIT」「Invisible Man」 | Peatix
https://study-directing-vr-cinema-3.peatix.com/

  • 開催日時:令和元年8月21日(水) 19:00〜21:00
  • 開催場所:東映京都撮影所 スタジオ実験室(本館2階)[→GoogleMaps]
    (※注:守衛室左側が本館。通路を入ってすぐの階段を上がり、右に曲がって10m進んだ左側の部屋です。) 〒616-8163
    京都府京都市右京区太秦西蜂岡町9
    (※注:敷地内の駐車場はご利用いただけません。電車、バスなどの公共交通機関をご利用いただくか、お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。)
  • 参加費:無料
  • 定 員:40名(一般20名、学生20名)
  • 【 360VRライブ配信 】YouTubeチャンネル「Panoramania
  • 【 協 賛 】東映京都撮影所
  • 【 後 援 】x10studio
  • 【 主 催 】Panoramania Inc. / 渡邊課

無料イベントなんですが、東映京都撮影所の敷地内に会場があるため、入場手続きの為、完全登録制とさせていただきます。PeaTixで必ず申し込んでください。


ちなみに、第1回&第2回のイベントレポートは、以下の記事に公開しています。
参加表明の前でも後でも、ご一読いただけましたら嬉しいです。

第1回「長編VR映画のための演出研究会【京都会場】」を終えて - Panoramania, DIARY
第2回「長編VR映画のための演出研究会【京都会場】」を終えて - Panoramania, DIARY

今回の課題は、以下の通りです。

《今月の課題1ー有料コンテンツ》The LIMIT:450円〜1,120円

(プラットフォームにより価格が異なります) ≫ 選者からひとこと

アクション映画で有名なロバートロドリゲス監督のVR監督作品です。ミシェルロドリゲスとノーマンリーダス主演のVR180で、結構VR界隈では賛否両論ありました。360度の演出論を語る会ではあるのですが。VRカメラを視点と捉えた時にカメラをワークさせるということを考える良い作品かなと。基本的には主人公の主観で99パーセント進みます。1パーセントの別の視点に僕はとてもVRの可能性を感じました。ぜひご覧になった上で視点を演出するということをぜひ一緒に考えましょう。(渡邊)

≫ オフィシャルサイト:https://www.thelimitvr.com/

≫ プラットフォーム:


≫ レビュー

≫ YouTube





《今月の課題2ー無料コンテンツ》Invisible Man:無料

≫ 選者からひとこと

タランティーノ監督作品を彷彿とさせる世界観とセリフの応酬の作品です。1つの円卓を挟んで登場人物たちの裏切り、裏切られ模様が展開されます。ワンショットの360動画でここまでストーリーを見せる作品もあまり無いと思います。フレームカメラのような寄りカットが使えない中で、何とか飽きさせないカメラ演出を編み出しています。この作品は大きな費用をかけなくてもアイデア次第で、数多くの映画祭で評価をされることを実証しました。最後もVRならではのオチで、クリエイターの人たちの熱い思いを感じる、非常によく考えられた作品になっています。(待場)

≫ オフィシャルサイト:https://www.facebook.com/theinvisibleman360/

≫ プラットフォーム&視聴:YouTube、WITHIN、DarkCorner、Veer、Vimeo



≫ レビュー

今回は、この2本の作品を取り上げました。

「The LIMIT」は180VRに全く興味の無いボクは最初消極的で、別の作品に替えてもらおうとお願いしましたが、東京のお二人の熱い推挙により推し切られてしまいました。ただし何回もよくよく目を凝らして見てみると、一人称視点ならではの視点や意識の誘導がとても巧みに練られていて、360VRにも参考になるのではないかと思われます。また、ハリウッド映画ならではの迫力や資金のかけ方など、とても勉強になりました。
この作品はアプリ化されていることもあり、日本語を含む多言語字幕に対応しており、ヘッドトラッキングに追随しない字幕は、視聴がとっても便利です。この辺りの技術は、先日のウチのブログ記事でもご紹介した通り、ソリューションが整ってきたので、これからますます整備されていくことでしょう。

□ 2019/07/10 : Liquid Cinema - VR映画に特化した第3世代実写VRオーサリングスイーツ - Panoramania, DIARY

「Invisible Man」は、公開当初からボクが非常に注目していた大好きな作品です。単一視点での構成にも関わらず、人間模様の演出や、VR映像のデメリットを解消する巧みなVFXだけで、思わず手に汗握る展開に引き込んでいきます。シナリオ・演出・映像効果の3つが絶妙に絡み合って、視聴後の感想はまさに'アッパレ!'と叫びたくなります。VR映像のエフェクトプラグインで非常に有名なMettle社が技術バックアップした作品であることも、非常に興味が持たれます。

次回は東映京都撮影所の「スタジオ実験室」から送る今回の勉強会で、いよいよVR映画の核心に迫る討論が出来ることを、本当に嬉しく思います。前2回に劣らない討論を期待しつつ、皆さんのご参加を心よりお待ち申し上げます。

最後に、いつもの通り、このイベントの発起趣旨を記して終わります。
改めてお読みいただければ幸いです。


◆ 長編VR映画が、日本からは産まれない?

海外の主要国際映画祭では、長編VR映画のコンペティション部門が続々と設立されていますが、日本にはまだありません(単発では幾つか例があります)。なぜでしょうか?

日本には長編作品が、殆ど生まれていません。長編VR作品を作るために必要な"演出技法"に関する、公開されている日本語ドキュメントが殆ど無いからだと、私たちは考えます。

質の良い長編VR映像作品を、より幅広いジャンルの映像作家(と、その予備軍)に作ってもらうには、業界の見本になるような作品を批評するメディアが必要だと考えています。また、優秀な有料VR映像作品を購入する習慣を付けることも、とても大事だと思っています。

◆ VR映像ならではの映像演出を一緒に勉強しましょう!

本イベントは、こちらから発表する2作品を課題として購入&視聴し、その感想を討論し合う場です。
1本は無料コンテンツですが、もう1本は有料コンテンツを予定しています。何度も何度も視聴を繰り返し、自分なりの感想や発見を文章化しておいて下さい。簡単に発表する機会を用意します。

主要ターゲットは以下の通りです。
・新しい表現手法を模索している映像作家
・全方位VRコンテンツを長年作り続けていて、長編にチャレンジしたい方
・ヒマとアイデアが余りある映像志向の学生たち(いっぱい来て下さい!)
・長編商業映画のプロデューサーやディレクター

演出技法に特化しているので、スティッチや実装などの技術については基本的に語りません。
カメラやマイクの配置
カット割りや、演出としてのパン/チルト
効果的な3DCGエフェクト
音の効果や技法
などなど、長編VR映像を作る上で、演出技法の手札は出来るだけ多い方が良いはずです。これらについて、出来るだけ多くのバリエーションを、視聴作品から読み取れれば良いなぁと、期待しています。

◆ 映像とテキストによる演出レパートリーの蓄積

さらに、多くの人とディスカッションすることにより、自分だけでは気付かない、より広くて深い考察を集めるのが、本企画の主旨です。
イベントはライブ配信&アーカイブするほか、テキスト化して検索が出来るようなアーカイブにもします。

毎月2本の長編VR映像の合評を1時間ずつ、計2時間のイベントで行います。
6月から毎月開催して11月までの全6回を予定しています。

できる限り多くの人に参加して欲しいと思うので、イベント参加費は無料です。
遠方の方は、ライブ配信でのコメント参加も大歓迎です。
昨今のVRブームのど真ん中にいらっしゃる方も、その経験を活かした発言をどんどんして下さい。

皆様のご参加を、心よりお待ちしてます。

【京都】
Panoramania Inc.(二宮 章)
【東京】
渡邊課(渡邊 徹/越後 龍一)
待場 勝利(VR映画プロデューサー)



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